すず色のモーニャ

ほぼ日刊イトイ新聞で永田さんがおすすめしていた漫画「すず色のモーニャ」を買って読みました。 非常に面白く、そして感動し、素晴らしかったです。 単行本1巻の大長編というわけでありませんが、非常に密度が濃く、かと言ってときどき息抜き的な面白さもあ…

べーしっ君 完全版

あのログインで連載していた漫画「べーしっ君」。今までの作品をすべて収録した完全版が発売されました。 まさか、今になってべーしっ君が読めるようになるとは。 かなり分厚いのでまだ少ししか読めていませんが、最初の頃はちょっと絵柄が違っていて新鮮な…

不思議の扉 時をかける恋

不思議の扉 時をかける恋 (角川文庫)作者: 大森望出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/02/25メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 91回この商品を含むブログ (35件) を見る時間をテーマにした恋にまつわる短編を集めた本。 中…

キノの旅 XVI the Beautiful World

キノの旅 XVI the Beautiful World (電撃文庫)作者: 時雨沢恵一,黒星紅白出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2012/10/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (22件) を見るキノの旅最新刊。 今回はまた新たなキャ…

カナクのキセキ

カナクのキセキシリーズも最新刊の5巻でついに完結。 帯や背表紙に書かれているトゥルーエンドという文字にちょっと笑いました。 どちらかというとマルチエンディングのゲームで使われる用語だと思っていたので。 まあ、たしかに最後は落ち着くところに落ち…

ふわふわの泉

ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 野尻抱介,撫荒武吉出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/07/24メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 127回この商品を含むブログ (35件) を見る絶版になっていたのが、ハヤカワ文庫から復刊されて出たのを読みました。 非…

悪人正機

ほぼ日の糸井重里が聞き手となり、 思想家の吉本隆明が話したことばを収録した本。 吉本氏は思想界の巨人と言われるくらいすごい人だというのは 聞いたことはあったが、実際に著作物に触れたことは無かったので、 難しいのだろうと思っていた。 でも、この本…

心がおぼつかない夜に

女優の酒井若菜さんのブログの記事に加筆したエッセイ集。 グラビアアイドルから女優になったタレントさんという印象でしたが、 あるとき、どこかのリンクからたどった本人のブログを読んで、 非常にうまい文章を書く人だなぁと。 それからRSSリーダーに登録…

サクラダリセット

サクラダリセットシリーズも全7巻で完結。 いやぁ、面白かった。 ライトノベルの範囲には入るとは思うけど、最近主流になっているタイプとはちょっと違う。SFよりかもしれない。 きちっとストーリー展開がねられていて、最初から最後まで過不足無く書かれて…

情報の呼吸法

ツイッターで有名な津田大介氏の本。 まず本自体の装丁が面白いです。 カバーから中身まで同じ紙で作られており、 さらに色も淡い水色で統一されています。 新書でもないし、単行本でもなく。 何かの冊子みたいな感じがします。 内容は情報があふれている現…

Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン

第3回GA文庫大賞の優秀賞受賞作品。 読み終えた後に、こんな作品もありなんだと軽い衝撃を受けました。 背表紙には「自殺系青春エンタメ」とあります。 まあ、たしかにその通りなのですが、 こんな作品も出てしまうライトノベルの幅広さを感じます。

涼宮ハルヒの驚愕

涼宮ハルヒシリーズ4年ぶりの新作。 何度も延期していたのがやっと出ました。 しかも2冊セットになった初回限定版です。 ライトノベルで初回限定版があるのは自分は初めてです。 前作からかなり時間が経ってしまっているので、 ほとんど前の話を忘れていまし…

サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY

最近はこのサクラダシリーズを読んでいます。 なんとなくですが、主人公など出てくる人の思考の仕方が 森博嗣に出てくる登場人物と似ているような気がします。 この4巻は短編集で、最後に収録されている話は サクラダリセットとはほぼ関係の無い話でした。 …

カナクのキセキ1,2

1巻はつい先日読み終わっていたのですが、 今日2巻が出たので買って通勤中に読み終わりました。 表と裏の二つのストーリーが交互に展開していくのが面白いです。 もちろん、まったく違う話ではなくリンクした内容です。 1巻は最初のほうから、ほとんどネタが…

ファイナルファンタジーXIV エオルゼアの風

MMORPGのファイナルファンタジーXIVのノベライズ。 3つの短編で冒険者の話が書かれています。 ゲーム世界での名前や設定が使われていますが、 それが無くてもまったく通用する話です。 ゲームが始まったばかりでメインのストーリーが まだあまり無いでしょう…

のはなしさん

伊集院光のエッセイ集「のはなし」の第3巻。 やっぱりテレビで活躍している人だけあって、面白い。 さらに面白いだけでなく、ときどき、はっと考えさせられることもある。 着眼点が違うなぁと感じることが多いです。 さらに、子供の頃のいろいろと面白い話も…

サマーウォーズ、サマーウォーズ クライシス・オブ・OZ

映画「サマーウォーズ」のノベライズと、その前に起こった出来事が書かれた「クライシス・オブ・OZ」 サマーウォーズの方は読みながら、映画を見たときのことを思い出し、 クライマックスではうるうるしてしまいました。 クライシス・オブ・OZは映画の前の数…

クトゥルー神話全書

ラヴクラフトが創作したクトゥルー神話について詳しく解説した本。 といっても書かれているのはラヴクラフト自身のことがメインで、 作品群がどうやって出版されていったのかとか、 クトゥルー神話をもとに広がっていたラヴクラフト以外の人たちの話も書かれ…

とある飛空士への恋歌 5

シリーズ最終巻。 いやー、良かった。面白かった。 ベタで都合の良い部分もあるけど、ボーイ・ミーツ・ガールは王道でいいんです。 とある飛空士への追憶もそうだったけど、この作者はラストの余韻のもたせ方がうまいです。 一応、しっかりと区切りをつけな…

天才! 成功する人々の法則

天才と呼ばれる人たちが、なぜそう呼ばれるようになったのかの理由を解説した本。 一言で言ってしまえば、運と努力。 ちょうどいい機会に恵まれるということと、1万時間続けるという努力。 さて、自分が1万時間続けてきたことはあるかなと考えてみると、うー…

モンキーハウスへようこそ

タイタンの妖女で有名なカート・ヴォネガットJr.の短編集。 この中の一つがどこかのコラム(忘れてしまった)で紹介されていたので読んでみました。 いろいろなタイプの短編が収録されています。 その中でSFの要素を持ったものはけっこう楽しめましたが、 いま…

さよなら群青

1巻から3巻までは普通に雑誌で連載。4巻からはほぼ日で連載が再開されたもの。 ほぼ日で連載が始まったときに気になって1巻から3巻までを本屋で買い、続きをほぼ日で読んでました。 その最終巻を今日読み終えました。 ほぼ日のPCの画面で読むのと、コミック…

モテキ

ほぼ日でドラマ出演者の対談が載っていたので気になってドラマを視聴。 そしてそのままコミックも全巻買って、ドラマが最終回になるのを待って、 今日、全巻一気読み。 うん、まあね。 ドラマを見ていたときから思っていたけど、もう辛い。 普通の感想なら主…

広瀬正全集2-6「ツィス」「エロス」「鏡の国のアリス」「T型フォード殺人事件」「タイムマシンのつくり方」

広瀬正全集1の「マイナスゼロ」を読んで非常に面白かったので、全集をすべて読みました。 SF長編だけでなく、短編もあり、またミステリもあり、非常に楽しく読むことが出来ました。 とにかく残念なのは作者は亡くなってしまっているので、もう新作を読むこと…

街場のメディア論

内田樹氏の新書。最近良くネットや本屋でこの人の名前を目にする気がします。 今回はじめて読んでみました。 大学での講義の内容をもとにしているだけあって、 非常に読みやすく分かりやすかったです。 言っていることも納得出来ることが多いです。 でも、そ…

ツイッターノミクス

ネットワークが普及した世界ではお金よりもウッフィーのほうが重要という話。 このウッフィーというのは日本語で言えば信頼度や感謝の気持ちといったところでしょうか。 もっとも成功した例といえばLinuxでしょうか。お金の経済で考えたら、無償でこれだけの…

大東京トイボックス6

ゲーム開発会社を舞台にしたコミック。 最近の表現規制法についての話もあり、考えさせられます。でもそれだけでなく、しっかりとエンターテイメントの部分もあります。 そして、登場人物たちが熱い。本当にゲーム作りを好きでやっているというのが伝わって…

とある飛空士への恋歌 4

とある飛空士への恋歌 4 (ガガガ文庫)作者: 犬村小六,森沢晴行出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/08/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 106回この商品を含むブログ (58件) を見るとある飛空士への恋歌シリーズ最新刊。 もうヤバイです。電車の中で読ん…

マイナス・ゼロ

あまりの暑さによく眠ることができず、 完全に昼夜逆転してしまったので、 会社の夏期休暇ということで休みにしました。 で、図書館から借りてきたこの本を読んでいました。 東京の戦前戦後を舞台にしたタイムトラベル小説です。 昭和45年に書かれたものとは…

となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学

なぜ道路は混むのか、自動車事故はどうして起こるのかなど、 自動車にまつわるいろいろなことを科学の目から解説した本。 自分が自動車を運転しないためか、ふーん、なるほどという感じで、 特にすごく実感するようなことはありませんでした。 むしろ、交通…