先生はえらい

平林久和氏のブログでタイトルが出ていたので、 どんな本かと思って図書館で借りて読んでみました。 Hisakazu Hirabayashi * Official Blog内田樹の『先生はえらい』 書名から想像していた内容とは全く違っていて、 ある意味、コミュニケーション論でもある…

小僧の神様 他十篇

志賀直哉の短編集。 ワールドビジネスサテライトのスミスの本棚というコーナーで放送作家の小山薫堂が紹介していたので読んでみました。 [WBS]GUEST 002/放送作家・小山薫堂:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 旧仮名遣いだったり、書かれている文化…

Qのしっぽはどっち向き?3秒で人を見抜く心理学

元プロマジシャンの心理学者が書いた心理学の本。 テレビ番組などの協力して実験を行い、そこから観察されることを解説しています。 難しい内容ではなく、楽しく読むことが出来ました。 現代はQuirkologyという造語で、日本語でいえば、奇妙心理学。 日本語…

売り方は類人猿が知っている

ほぼ日で紹介されていて図書館で借りてきた本。 ほぼ日刊イトイ新聞 - イトイの読んだ本、買った本。 脳科学や行動経済学、神経経済学などから人間の行動を解説し、 それをビジネスに応用しようという話。 結局、太古の昔から人間の行動パターンは変わってい…

ネオ・デジタルネイティブの誕生―日本独自の進化を遂げるネット世代

物心ついたときからデジタル機器があった76世代と86世代。 そしてさらに新しいネオデジタル世代が出てきているという話。 書かれているほとんどの話が自分が感じている通りでした。 知っている話が多かったので40分ほどで読めました。 まあ、そうだよねぇと…

「感覚」の博物誌

ほぼ日で紹介されていたのを見て、図書館で借りて読んでみました。 ほぼ日刊イトイ新聞 - イトイの読んだ本、買った本。 人間の持つ感覚について書かれているのですが、 その文章が普通の科学の解説本のように無味乾燥ではなく、 文学的というか、詩的という…

老ヴォールの惑星

小川一水の4篇のSF作品が収録されたもの。 どの作品も非常に面白かったです。 今まで見たことのない設定やキャラクター。 そしてストーリー展開。 これぞまさにSFでしか味わえないもの。 読み終えたときにゾクゾクしました。 自分はこの読後感が好きでSFを読…

天才になりたい

南海キャンディーズの山ちゃんのエッセイ。 お笑いを目指して人気者になるまでが書かれています。 テレビの画面から受ける印象と書かれている内容から受ける印象はほとんど同じです。 やっぱり努力の人なんだなぁと。

ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて

ほぼ日でドラッカーの著書を訳している人のインタビューを読んで、 そこで紹介されていた本。 ほぼ日刊イトイ新聞 - はじめてのドラッカー ドラッカーについての自分の知識は、 多くの有名な経営者が参考にしている経営学者だということくらい。 今回のこの…

ネットビジネスの終わり

図書館から借りた本。 最近の新聞や雑誌のオンラインにまつわる話やゲームやアニメなどの産業についても解説されています。 まあ、確かにそういうこともあるねという感じです。 内容に付いては特に気にはならなかったのですが、 なぜか私にとって非常に文章…

発狂した宇宙

火星人ゴーホーム(id:tayutau:20100222)に引き続き フレドリック・ブラウンの発狂した宇宙を読み終えた。 こちらはいわゆる並行宇宙の話。 いわゆると言ってもいいほど、今は普通にある話。 ライトノベルでも良く出てくる。 でも、この本が書かれた時代を考…

火星人ゴーホーム (ハヤカワ文庫 SF 213)

迷惑な火星人が地球にやって来て起こる出来事を書いたユーモアSF。 ある意味、宇宙人が攻めてきたという内容のHGウェルズの「宇宙戦争」のパロディと言ってもいいかもしれません。 オチについてはここには書きませんが、作者のあとがきも含めていい感じです…

レッド・プラネット (1985年) (創元推理文庫)

図書館から借りてきた本。 ハインラインのジュヴナイルSF。 今は創元SF文庫から出ているようです。 創元SFのほうは表紙が火星の絵ですが、創元推理文庫版では主人公と火星人のイラストになっています。 この絵のおかげで読みながら頭の中でイメージが出来ま…

のはなしに

タレントの伊集院光のエッセイ第2弾。 前作も面白かったですが、今回も面白かったです。 ただ面白いだけの話も多いですが、はっと気が付かされることも。 芸能人というとあまりいいイメージはありませんが、 この人は結構まともだなぁと感じることが多いです…

オールザットウルトラ科学

ログインで連載されていた科学に関するコラムをまとめた本。 当時、ログインを買っていた頃はこの連載を読むのが楽しみでした。 連載が本になっていたことを知ったときには発売されてから結構たっており、 結局入手出来ませんでした。 それが図書館にあると…

七回死んだ男

殺人事件が起こり、それを主人公が解決するというミステリ。 これだけ聞くとよくある話ですが、主人公は時間を繰り返してしまう能力があるので、 被害者は7回死ぬことになるという、SFテイストも含んだ話。 いわゆるタイムループものとでもいうのでしょうか…

「もの忘れ」に勝つ64の知恵

この本の紹介に「名前がすぐ出てこない」という文句があり、まさに私がその状態。 一緒に仕事をしている人ですら、名前が出てこないことがよくあります。 ということで気になったのでこの本を買ってみました。 読んでみて分かったのは、頭の方では認知症につ…

ダブル・キャスト

主人公の高校生がある事件をきっかけに体に別の人間の意識が入り込んでしまうというストーリー。 まあ、割とよく漫画やアニメといったものでも見かける設定。 他の設定もどこかで聞いたことのあるようなもので、特に驚くような目新しいものはありません。 で…

タイム・リープ―あしたはきのう

いわゆるタイムトラベルもの。 主人公の女子高生が時間を行き来するようになってしまい、 友人の協力を得ながら原因を解明していくという、 まさにタイムトラベルものの王道という感じでした。 時間を行ったり来たりするので、 まるでパズルのようになってい…

マリス博士の奇想天外な人生

サーファーでもあるノーベル賞を受賞した科学者のエッセイ。 今まで自分が持っていた科学者のイメージとはまったく違う著者に驚き。 こんなにもユーモアがあり、そして破天荒な科学者がいたとは。 科学者が書いたとは思えないほど読み物としても非常に楽しめ…

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス

日本最大の料理レシピサイト「クックパッド」。私もアカウントを作ってレシピ検索に利用しています。 そのクックパッドの裏側を関係者の言葉も含めて紹介した本。 とにかくここまでユーザーにも広告主にも喜ばれているサービスを知りません。 これは創業者の…

シュガーダーク 埋められた闇と少女

第14回スニーカー大賞で大賞を受賞した作品。 まあ、一言で言ってしまえばボーイ・ミーツ・ガール。でも舞台が墓場。 結構楽しく読めましたが驚きや新しさといったものが無かったので、ちょっと物足りなかったです。 ダークな感じの世界設定がなかなか面白い…

のはなし

伊集院光が連載していたメルマガのコラムから厳選した作品を収録したもの。 くだらないなぁと気楽に笑えるしょうもない話が多いですが、 ときどきハッと何かに気がつかされるものがあるので侮れないです。 続編もあるので楽しみです。

ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2

ライトノベルやノベルゲームについて書かれた本。 しかし難しくて半分も理解できませんでした。 前作を読んでいないというのも原因の一つかもしれません。 なんとなく言っていることはわかるんだけど、でも分からないようなと。 ちょっと失敗したのがいつか…

紫色のクオリア

ロボットやクオリアを題材にした第1部から、量子論や並行世界を題材にした第2部と、 かなりSF的な内容ながら、しっかりとライトノベルになっています。 こんな題材でもライトノベルとして成立してしまうライトノベルの幅の広さに驚きます。 じゃあ、そもそも…

自由をつくる自在に生きる

森博嗣の最新作。 といっても今までのようにミステリ小説ではなく新書のエッセイ。 著者の生き方や考え方について書かれたもの。 ブログなどで今まで書かれてきたことを新たにまとめて書き上げたものといっていいでしょう。 ブログは読んでいたので結構知っ…

体温を上げると健康になる

平熱を上げることによって免疫力が向上し健康になるという本。 最近風邪をひいたりして体温を測る機会がありましたが、 自分も以前よりも平熱が少し下がってしまったようです。 運動していなくて筋肉が減って基礎代謝量が減ってしまっているのも原因でしょう…

モンスターハンター 紡がれし絆

今までのシリーズの後日談的な短編集。 こういう後日談的なちょっと息抜きができるような話は結構好みです。 最後はモンスターハンター3につながるようなエピソードもあります。 この後の展開を考えるとモンスターハンター3が舞台となるのが順当だと思います…

ふたつのスピカ16

ふたつのスピカ最終巻。 良かった。本当に良かった。 もうただ感動。 すばらしい作品でした。 この作者の次の作品が楽しみです。

ブラッドハーレーの馬車

いくつかのブログで触れる機会があったので購入。 少女に待ち受ける過酷な運命に正直、凹みます。 ブログである程度のことは分かっていましたが、 もし全く知らずに読んでいたら、かなり精神的にやばかったかも。 正直言って読後感はあまりいいものじゃあり…