S BLUE ザ・スニーカー100号記念アンソロジー

以前、雑誌に掲載された短編をまとめたもの。 完全にオリジナルの作品ではなく、すでに発売されているもののサイドストーリーやパラレルワールドのようなもの。 なので、元の作品を知らないものはいまいち楽しめませんでした。 それでも、なかには元の作品を…

ヤバい社会学

いわゆる社会学者という人たちは、得られたデータからのみ 推測しているというイメージがありましたが、 この本の著者は違います。 実際に黒人の貧困層のエリアに行き、 ギャングのリーダーと友達となり、 まさに生きたデータを自ら得ています。 ひとつ間違…

ゴッドイーター 禁忌を破る者

PSPのアクションゲーム「ゴッドイーター」のノベライズ。 ゲーム本編では語られなかったサイドストーリーになっています。 一応、ゲーム本編のキャラも少し出てきました。 出てくる敵はゲームの予約特典でのみ戦えた敵や、 追加シナリオで出てきた敵になって…

スウェーデン式アイデアブック1、2

スウェーデンで書かれたアイデアを考えることについての本。絵本に近いかも。 1の方はアイデアの出し方の具体的な方法が載っていたり、ちょっとした問題があったりして、 なるほどねぇと参考になりました。 2の方はどちらかというと子供の発想の自由さを例に…

新書がベスト

本を読むなら新書を読めということを新書で出した本。 確かに最近は新書を読むことが多くなってきました。 いろんな新書が多く売られているというのもありますが、 やっぱり軽くて持ちやすいので通勤電車の中で簡単に読めるというのがいいです。 図書館でハ…

観想力 空気はなぜ透明か

いろいろな問いを提示して、それの答えを説明しながら、 どう物事を観るか、本質を見抜くかということを解説している本。 言っていることはわかるのですが、 自分としては納得できないことがいくつかあり、 あまり自分にはあっていなかったようです。

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

行動経済学の本。 最近、行動経済学関連の本をいくつか読んでいたので、 似たような話があり、読みやすかったです。 冷静に考えれば分かるのに、つい合理的でない行動をとってしまいます。 わかってはいるつもりなんですが、目の前にすると冷静な判断ができ…

銀河不動産の超越

森博嗣の作品。最近出たものではなく、以前買って読んでいなかったのをやっと読みました。 主人公がある特殊な部屋を借りたことから起きる不思議なエピソードが書かれています。 といってもものすごく盛り上がるということもなく、落ち着いた感じで、かとい…

小説家という職業

森博嗣の新書エッセイ三部作の三作目。 一作目が自由論。二作目が工作論。そしてこの三作目が小説論となっています。 今までの作品やブログで書かれてきたこととほとんど変わりありません。 それが以前からまったくブレていないのには驚きです。 自分はすぐ…

自分だけの一冊―北村薫のアンソロジー教室

著者がカルチャーセンターで行った講義を記録したもの。 好きな話を集めて自分だけのアンソロジーを作ろうという話。 この中で著者の好きないろんな話が紹介されているのですが、 ほとんど読んだことがなく、そして作者も知らないことが多かったです。 それ…

奪われた性欲

最近、よく耳にするようになった草食系男子について、 それが増えた理由を推測し、さらに草食系男子は今後どうしたら良いかアドバイスしています。 うーん。 まあ、言っていることはわかりますが。 対象が自分とはちょっと違う感じで、あまり参考にならなか…

江頭2:50のエィガ批評宣言

江頭2:50といえば、テレビで上半身裸に黒タイツで叫んでいるだけの面白くない芸人という印象でしたが、 この映画に関するエッセイを読んで、ちょっと見る目が変わりました。 見た映画について言いたい放題言っているだけのように見えて、 映画をしっかり見て…

モンスターハンター 閃光の狩人2

モンスターハンターのノベライズ、シリーズ第2巻。 過去のシリーズの接点が見えてきて、 今後の展開が気になるキャラも出てきて、 さらに面白くなってきました。 でも、ちょっと読んでいて気になる点も。 基本的に三人称の視点で書かれているのですが、 とき…

Googleの正体

Googleのサービスについて解説し、今後どうなっていくのかを予測した本。 正体というほど驚くようなことはなく、普段からネットで情報を得ている人にとっては知っていることで、それを確認する感じでした。 あまりネットに詳しくなく、なぜGoogleは無料でサ…

モンスターハンター 閃光の狩人1

モンスターハンター3を題材にしたノベライズ。 モンスターハンター3はシステムが今までとは若干異なるので、どうするのかなと思ったら、地域差として表現されていました。なるほど。 登場キャラの性格がかなり強めに表現されているので、ちょっとやりすぎか…

ビジネス人生論 なぜ、泣ける男は成功できるのか?

ゲーム関連の著書やコンサルタントで有名な平林久和氏の本。 この本ではゲーム関係ではなくビジネス一般を対象としたものでした。 もちろんゲーム関係も含んでいるでしょう。というか本の対象となるのはゲーム関係で特に多いかもしれません。 内容としては、…

最新の経済と政治のニュースが世界一わかる本!

数学の本でお世話になった細野真宏氏の最新刊。 今回は年金と国の借金の話がメイン。 相変わらず分かりやすいです。でも分かりやすいからといって薄っぺらい内容ではありません。 今の政治家に読ませたいくらいです。 まあ、政治家も馬鹿ではありませんから…

パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動

神様のパズルの続編。 前作も面白かったけど、今回も面白かったです。 内容はかなりしっかりしたSFなのに登場人物のおかげなのか、 難しくは感じられず、かなり読みやすいです。 読みやすいといっても簡単というわけではなく、 テーマはしっかりと重いものに…

とある飛空士への恋歌3

シリーズ最新刊。 去年出たのを買って積んであったのをやっと読みました。 以下、内容に触れます。

思考の整理学

1986年に出た本ですが、まったく古さを感じさせません。 アイデアの出し方や考え方を解説している内容ですが、 ただ説明しているのではなく、エッセイ風に書かれているため、 読みやすくて面白かったです。 これは非常に良い本だと感じました。 定期的に読み…

創るセンス 工作の思考

森博嗣のエッセイ。 書かれていることはブログや作品のものとは変わりありません。 どんな作品を通しても、考え方が同じで、一貫してぶれていないのは凄いです。 「なにもかもがつまらない」といった問題 それは「君がつまらない人間」だから。

若者殺しの時代

80年代に起こった出来事を紹介しながら、 90年代からの若者は苦しい環境を生きなければならないという本。 バブル時代の話を読むと、一種の祭りでみんなのぼせていたんだろうなと。 この本が出てから、4年経っており、ますます若者は厳しい状態になっている…

数独はなぜ世界でヒットしたか

数独を作ったパズル雑誌のニコリの社長が書いた本。 書名はなぜヒットしたかとなっているが、書かれている内容はどちらかというとニコリという会社の成り立ちがメイン。 ニコリという雑誌があることは知っていたが、あまり本屋で売っているところは見たこと…

組織に染みついた「呪縛」のはがし方

ほぼ日で紹介されていたので読んでみました。 ほぼ日刊イトイ新聞 - イトイの読んだ本、買った本。 コンサルタントである著者が行った企業再生の実話を元にどうやって組織をより良くしていくか書かれた本。 主に中間管理職が対象となっていて、物語風に会話…

難解な本を読む技術

難解な本を読む方法について書かれた新書。 ここでの読むというのは書かれていることを深く理解するということ。 この本が対象としている難解な本は哲学や思想といったもの。確かに難解なもの。 本を選ぶところから、読みながらノートを取る方法などが解説さ…

臨機応答・変問自在―森助教授VS理系大学生、臨機応答・変問自在2

一作目は森博嗣の大学での講義を受けた学生の質問とそれの回答をまとめたもの。 二作目は一般から質問を募集して、それに回答したもの。 回答は森博嗣らしいもので、楽しんで読むことが出来ました。 二作目は質問する人が森博嗣をよく分かっている人たちなの…

生きる技術は名作に学べ

人気ブロガーが名作と呼ばれる本を解説したもの。 解説と言っても難しいものではなく、この本の著者が感じたことがエッセイのように書かれており、面白く読むことが出来ました。 この本の中で紹介されているもののうち、実際に読んだことがあるのは「1984年…

ムシウタ 10.夢偽る聖者

ムシウタシリーズの最新刊。 この前の巻が出たのが2007年7月。2年と10ヶ月も間が空いてしまったわけで、 当然、前の話を忘れています。 サブストーリーのほうも読んだのですが、そちらもほとんど忘れてしまっています。 なので、話の中で出てくる登場人物が…

イヴの時間 another act

WEBで配信されていたアニメーションのノベライズ。 映像からは分からなかった主人公の気持ちとか、 シーンでは描かれなかった前後の部分とかが書かれており、 より楽しむことができました。 そして、本の最後のエピソードは映像化されていない小説オリジナル…

美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史

プレイステーションの立ち上げから、プレイステーション3が出て久夛良木さんがSCEを去るまでの話。 中で紹介されているエピソードは結構知っているものが多かったですが、 こうやって本で連続して読むと時代の流れが感じられて面白かったです。 新しいものを…